福島空港からIBEX80便に乗って大阪空港までやってきました。
今日も日帰りなので大阪空港で3時間ほど過ごしたあと、またIBEXエアラインズに乗って福島空港まで向かいます。
IBEXエアラインズはCRJ700という機体で運航しています。CRJ700はジェット機でありながらエンジンを胴体に設置することで胴体の高さを低くしています。
胴体の高さを低くすることで旅客や貨物の扱いをしやすくなります。
前作↓
安定のバス搭乗で機内へ
定刻16時50分発、IBEX81便で福島空港まで戻ります。
搭乗口9Cからバスに乗って飛行機が止まっている駐機場まで移動します。
バス搭乗自体は悪くないと思いますが、搭乗順がシャッフルされてしまう難点があります。グループ1の乗客が1番乗りに搭乗口を通過しても、バスの最後列に座ってしまうと後のグループでバスの乗降口近くに乗車した乗客より搭乗するのが遅くなってしまうんですよね。
搭乗客数は往路便より少なめ。後方座席は空席が目立ちました、と言うより空席しかありませんでした。
今回の座席は右窓側最後列19Dです。
まだ給油車が期待のそばに止まっています。この飛行機は新潟空港からIBEX74便として到着した折り返し便となります。
17時近くということで太陽は徐々に傾き、翼にはエンジンの影がシルエットとして映っています。
グッバイウェーブは楽しみのひとつ
福島空港同様、出発準備が整うとその場でエンジンを始動させます。エンジンの回転数が安定したら管制官に地上走行を要求し、管制官は滑走路までの経路を指示します。
タキシーアウトするときはいつも通り出発準備に関わったスタッフが手を振ってくれるので、こちらもいつも通りに手を振り返したら、すっごい元気よく振り返してくれた人がいてうれしくなりました。
このような距離感の近さもリージョナルジェットの魅力です。
短い滑走路32Rから離陸
30秒足らずの地上走行の後、IBEX81便はC-1から滑走路32Rに進入。
大阪空港は全長3,000メートルの滑走路14R/32L、全長1,828メートルの滑走路14L/32Rがあります。
短い滑走路14L/32RはATRやDash8、E-jetやCRJといったリージョナルジェットのみが利用できます。(稀にB737も使用するとかしないとか…)
東京線の中型機大型機は長い滑走路14R/32Lから離発着するので、14L/32Rから離陸するのは初めてです。
離陸すると日本航空のボーイング777-200(JA009D)が見えました。PW4000エンジンの不良が発見され国土交通省は2021年2月より同型エンジン機への運航停止指示を発出しています。
残念ながら運航停止指示期間中に日本航空は対象機を全機退役させたので、もうあの飛行機に乗ることはできません。
離陸後は左旋回しながら上昇します。
左旋回で針路を福島に向けて順調に上昇するとベルト着用サインが消灯して巡航へと移りました。
ドリンクサービスのコップにフタがついている意味
巡航に移ると機長からアナウンスがありました。巡航高度は27,000フィート、巡航速度は約440ノットとのことです。巡航高度はやや低めですね。
同時に福島空港に近づくと揺れることが見込まれているともアナウンスされました。
機内サービスの様子から、かなり(機内サービスに)深刻な影響がある揺れがあるのだろうなと感じました。
ヘッドレストにはJDLの広告がありました。往路は楽天イーグルスの特別仕様機だったので広告を見るのは初めてです。
今乗っているIBEXエアラインズの親会社の広告です。
富士山は頂上かわずかに見える程度でした。
福島発大阪行きの往路と同様、北関東上空を通過して南から福島空港の滑走路01に進入します。
降下中は群馬県や栃木県の地形が見えました。この辺りの景色は茨城空港に進入するルートと似ています。
IBEX81便はフラップを展開して最終着陸態勢に入っています。翼からはヴェイパーが発生していることもわかります。
IBEXエアラインズでは着陸態勢に入って、格納してある車輪を降ろすと客室乗務員が車輪を降ろしたことをアナウンスします。行きも帰りも同じアナウンス内容だったので、おそらくマニュアルに書かれているのでしょう。
車輪を降ろすと「ドン」という音が床下から聞こえるので、降ろしたタイミングは分からなくもありませんが、その音を察知して、降ろしたであろうタイミングの直後にアナウンスするのはすごいと思います。
数時間前に発った1番スポットに到着しました。
今回はボーディングブリッジが取り付けられました。CRJは機高が低いリージョナルジェットなのでDash8と同様にボーディングブリッジを取り付けるにはPBBアダプターが必要です。
バゲージクレームで真っ先に目に入った広告は福島県のではなく、栃木県のPR広告でした。
福島空港がある玉川村は福島県でも県南(栃木県寄り)に位置するので、那須地域へ向かう利用者が多くいても違和感はありません。
さて現地滞在約3時間の弾丸旅も終わりました。
福島空港の利点は羽田や成田に比べて旅客ターミナルが小規模なので煩雑な移動がないこと、駐車場代がかからないことですね。
いい価格の航空券が見つかったらまた利用したいです。
ありがとうございました。