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【JAL124便大阪→東京B767-300搭乗記】JAL SKY NEXTシートの普通席に初めて搭乗!

前出のANA23便にて大阪伊丹空港にやって参りました。

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本来ならこの後、名古屋に移動して翌日の東京行きJAL200便、ボーイング777-300ERの国際線仕様機に搭乗する予定でしたが、そのフライトが減便によりキャンセルになったので、そのまま伊丹から羽田に帰ります。

そして、JALのSKY NEXTに初めて搭乗します!

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新しくなった伊丹空港JAL

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伊丹空港が新しくなったとは聞いていたものの、保安検査場の通過前はもちろん、通過後もリニューアルされていて、ここは空港なのか!?と錯覚してしまいます。

保安検査場通過後は、全体的に温かい照明で照らされていました。

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フードコートも備えられています。制限エリア外(保安検査を受ける前)にもあるお店もちらほら見受けられました。

国際線の制限エリア内でフードコートがある空港は多く知っていますが、国内線の制限エリア内にフードコートがある空港は知りません。もしかしたらどこかの空港にあるかもしれませんが、珍しいという事は言えるでしょう。

この奥に進むと搭乗口が見えてきます。

搭乗口へ移動

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搭乗口17番へやってきました。先発はこれから搭乗する定刻15時25分発JAL124便東京国際空港行き、次発は定刻17時05分発のJAL128便で行き先は同じく東京です。

場所が良い(保安検査場から近い)ことから伊丹発着の主幹路線である東京行きを主として使用しているようです。

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こちらがこれから搭乗するJAL124便の機体です。本日はJA603Jがアサインされています。

東京からの折返し便になるので、短いインターバルですが地上ではテキパキ作業している姿が伺えます。前輪付近では外部点検をしていますね。

優先搭乗に全然優先感が無かったよ…(笑)

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往路のANAでは事前改札サービスは継続しつつも、上級会員や上級シート利用者の優先搭乗は取りやめていました。

一方のJALは引き続き優先搭乗サービスを実施していたので、JALの優先搭乗がカオスみたいだから見てやろう」と、優先搭乗をすることができない身分なのでそんな事を考えていました。

優先搭乗の模様を見た結論から言うと、本当にカオスでした。

グランドスタッフから搭乗時刻の案内がなされる前なのに搭乗口付近に列ができていて、なんの事やらと先頭を見ると、優先搭乗のレーンに皆さん並んでいたのです。

これならJALの上級会員が多すぎると言う声が出るなと思いましたが、それと同時に、僕がもし上級会員だったら1時間前から並ぶと思うので(笑)、並びたくなる気持ちも分かります。

 

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ボーイング767-300(ER)は原則、左前方の1つしか搭乗・降機に使うことができません。

なので搭乗すると、ファーストクラスやクラスJの横を過ぎて普通席に向かうことになります。上級席は優先搭乗で搭乗した乗客が多かったのか、多くの席で既に着席している人が居ましたが、普通席はまだこれからという状況です。

僕は長い間スターアライアンス系に搭乗していたので、JAL SKY NEXT(スカイネクスト)のシートは初対面ですし、JALに前回搭乗した時の記憶がありません。(多分乗ったことはある…はず)

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座席に着きました。窓から見える景色は往路のANA便と変わりません。

機内にはJALのボーディングミュージック(搭乗曲)である、I Will Be There With Youが流れています。先程、長い間スターアライアンス系に搭乗してきたと記しましたが、実は搭乗曲で言うと、Another SkyよりもI Will Be There With You派なのです。

どちらも落ち着かせるするリズムで、空の旅への期待を高ぶらせる効果がある様に感じるので、素敵な曲であることには違いありません。

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機首を滑走路32と平行に向けてプッシュバックします。

そして、いきなりだったので少しブレていますが、32Rに着陸したJ-AIRエンブラエル170を撮影することができました。

滑走路32Lに向けて地上走行

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プッシュバックを完了させて、離陸滑走路の32Lに地上走行していきます。

新しくなったセーフティービデオをまじまじと見ていると、既にプッシュバックは完了していました。案内と禁止事項で声量の強弱を付けているところが印象に残っています。

ここ最近で、JALANAもセーフティービデオが新しくなったので、「脱出時に撮影はしないで下さい。」など、時代に沿った案内もなされています。

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滑走路32Rを横断します。地上走行を開始してから一切停止する事なく進行していました。

伊丹の町並みを望みながら離陸

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ANAは4チャイム、JALは2チャイムだと頭では理解していましたが、いざ実際に「ポーン・ポーン」と2回だけのチャイムだと、どこか物足りない気持ちになります。

ただ別の言い方をすれば、今まで感じたことがない新鮮な気持ちと捉えることもできます。飛行時間は1時間弱の短いフライトですが、JALでの空の旅が楽しみになってきました。

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離陸後、間もなくして左旋回をします。時々雲が霞んでいたのではっきり見ることはできなかったものの、伊丹離陸便の名物でもある昆陽池公園を始めとする街並みを望めました。

復路の航路は気流が安定していたのか、ベルト着用サインはすぐに消灯しました。旋回をした後、針路を東京へと向けて巡航していきます。

短い巡航時間でドリンクサービスをこなすプロ技

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巡航飛行中、奥には何やら大きな湖が見えています。あちらは日本一大きい湖琵琶湖です。

この琵琶湖の水が流れに流れて、往路便の機内から見えた淀川の水になるのは有名な話です。ちょうど琵琶湖の辺りだけ雲が途切れていました。

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伊勢湾上空を飛行中です。窓からは中部国際空港が見えました。

往路でも復路でも愛知県付近は晴れていたので、もしかしたら東京と大阪は曇っていたけれど、名古屋は日中ずっと晴れていたのかなと思いました。

機内ではドリンクサービスが実施されていましたが、後方席にはまだ来ていなかったので、「もう名古屋なのに間に合うのかな」と少し心配になり始めます。

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そんな僕の心配をよそに、ドリンクサービスはしっかりと回ってきました。
元々この路線は飛行距離が短いので、冷たい飲み物のサービスしか行っていません。今回は、水がお茶かアップルジュースから選ぶことになっていました。

テーブルの仕組みがANAと異なっていたのも印象的です。ANAのテーブルは展開してから前後に動かして好みの位置に調節する事が可能ですが、JAL SKY NEXTのテーブルは固定されています。

発達した雲に覆われる中、着陸に向けて降下

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ドリンクサービスを終えたら、直ぐに着陸態勢に入りました。どうやら羽田空港周辺は天候がよろしくないみたいで、上空でも既に不気味な雲が満ち広がっています。

時には、恐ろしいほど発達した雲も見受けられたので、もしかしたら揺れるのではないかと覚悟しました。

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高度を下げていったら厚めの雲に突入しました。雲の中では一時的に翼の先端すら見えない程のえげつない低視程になります。

ただ、降下するにつけて雲は霧と化すため、この雲に突入しても大きく揺れることはありませんでした。

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水面が見えても、まだこの低視程状態が続きます。羽田空港は34Lに着陸するので、接地直前まで陸地の上を飛ぶことはありません。

時折、海上の強い風に煽られて翼が傾くことがありましたが、その揺れは機内にまで影響するものではありませんでした。

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スレッシュホールドと呼ばれる滑走路末端を過ぎたあたりです。

ここまで順調に進入してきたものの、なんの前触れも無く地面に吸い込まれるかの様に高度が落ちていきました。一瞬、このままドカンと降りるのかと脳裏を横切りましたが、ギリギリのところで持ち直し、スムーズな接地をしたのでした。

飛行機は多少荒く接地しても設計上は問題ありませんが、パイロットが意図的にする時は別として、どうせならスムーズな接地の方が気持ちいいですよね。

逆噴射で溜水を掻き立てる!

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羽田空港も雨が降っていたらしく、滑走路に接地して、飛行機が減速するために逆噴射をすると路面に溜まっていた水が舞い上がりました。

展望デッキからこのように水しぶきを舞いあげて逆噴射をする姿を見るのは、機内から見るより迫力がありますが、雨に打たれてしまうという難点があります。

少しの雨ではここまで水が逆噴射によって掻き立てられる事はないので、もし展望デッキからこれを見るとなると、それなりの覚悟が必要になるでしょう。(笑)

ただ、思わず声が出るほど迫力のあるものです。

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着陸滑走を終えたら、羽田空港の滑走路34Lを右折して、JALのホームベースである第1ターミナルに向けて地上走行をしていきます。34Lから第1ターミナルまでは近い位置関係にあるので、ANA国内線と比べると地上走行の時間は短めです。

あと上の画像。飛行機が車のように縦列で駐機したので思わず写真を撮ったんですが、元からこんな駐機の仕方はしてなかったと思います。奥からB767B737×2が駐機してますね。

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指定された駐機場に到着すると、隣には日本の航空会社としてはJALが唯一保有しているエアバスA350XWBが翼を休めています。また、JALエアバスA350XWBは世界で唯一国内線で運用しています。

僕は未だエアバスA350XWBに搭乗した事が無いので、同機を世界で唯一国内線で乗れる国に住んでいるからには、たくさん乗りたいものです。

ANAでは機内アナウンスで降機順位を指定していましたが、JALは特に何の指示もなく、普段通りに降機していきました。

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今回は大阪から東京までの極めて短いフライトでしたが、機内の設備やサービスはもちろん、機内アナウンスでの言葉はANAJALの違いを鮮明に感じた瞬間でした。

ただ短距離フライトという事、そしてコロナ禍だという事が重なっていたため、本当のJAL流の運航にはなっていないでしょうから、いつの日か再び搭乗したいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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