皆さんこんにちは。
楽しくヒコーキです。
まず、僕が "普通の電子書籍" を読むはずがありません。
かなり変わった電子書籍を愛読しています。
今回はそれについて書いていこうと思います。
それではよろしくお願いします。
おもしろくてたまらないオススメです。
僕がよく読む電子書籍は、
航空事故調査報告書です。
この事故調査報告書のおもしろいと言うのはゲラゲラ笑うのおもしろいではなく、読んでいて飽きないと言うおもしろさです。
事故調査報告書には、普段は明かされることが無い航空会社のマニュアルや、明かされていても検索で見つけられない法令や規定などが多く記載されています。
また、よくテレビで「事故調査報告書が公表されました。」とよく聞くと思いますが、その事故調査報告書は
- マスコミの報道のように情報操作されていないこと
- 本当の事が記載されていること
- 客観的な意見が記載されていること
などと多くのメリットがあります。
また、この事故調査報告書はPDFにダウンロードする事でいつでも読むことができます。
機内モードでもダウンロードしてあれば読むことができるので、機内でも過去に起こった航空事故や重大インシデントの事故調査報告書を読むことができます。(読んだことはありませんが。)
事故調査報告書があったから今日の航空安全がある
飛行機の事故も最近は車の事故のようにヒューマンエラーの割合が増えています。
それは、機体のシステムの不具合や管制方式が曖昧だったことによるミスが減ったことによるものだと僕は考えています。
事故調査報告書は運輸安全委員会(旧航空事故調査委員会)がまとめています。
事故(もしくは重大インシデント)を起こしたパイロットや客室乗務員、管制官はこの運輸安全委員会の聞き取りに対して例え自分に過失があっても嘘をつくことはありません。
なぜならば、事故調査委員会による聞き取りに対して正直に自らの過失を認めても刑事罰も含めて、責任を問われることがないからです。
つまり、今後同じような事故や事態にならないようにするためなんでも正直に言ってください。
と言うことなんです。
もし、パイロットや客室乗務員、管制官が責任を認めたくないからと虚偽の報告をしたらば、その裏に隠れている重大なシステムエラーを見逃してしまう場合があるかもしれませんからね。
この事故調査報告書の報告を証拠にして責任を問えないと言うものは国際条約(シカゴ条約?)でも決められていたと思います。
僕はこの仕組みを非常に良くできたものだと思います。
が、
同時に、本当にこの仕組みが運用されているのか疑問に思う事例も多々あります。
パイロットや管制官が調査で過失を認めた→警察が即、業務上過失致死(傷)で逮捕
の事例があるのも事実です。
僕は、この風潮に危機感を感じます。
現場にもこの風潮は伝わっています。自分のミスを認めたくないのが人間です。
また、認めたことにより人生が変わるようなことがあれば、なおさら言い出しにくくなるのは人間であれば誰でもわかることです。
最後は電子書籍とはかけ離れた内容になりましたが、今回はここまでにしようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。