航空ファンによる航空・旅行ブログ

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なんで海外で捕まった日本人は日本の航空会社で強制送還されるの?

皆さんこんにちは。

楽しくヒコーキです。

今回は、日本で犯罪を犯した人が海外逃亡して国際指名手配されて現地で拘束された時、日本に強制送還されますよね。

実は、強制送還される時は必ず日本の航空会社を利用するんです。

これには深い理由があります。

 

僕の本音

 

僕の本音を言うと、なんでわざわざピカイチのサービスの日本の航空会社を使うんだと思うんですよね。

 

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タイに逃げたならば、エアアジア

フィリピンに逃げたならば、セブパシフィック

これでいいと思うんですよね。別に日本の税金を海外の航空会社に使っても安い価格で済むならば、それでいいでしょ。

皆さんも思いませんか。

ですが、どうしても日本の航空会社を使わなければいけない訳があるんですよ。

 

海外のエアラインを使ったらば逮捕できない?!

 

あーそういうことかと思った方いますか。

国際線の機内はどこの国にいることになると思いますか。

これ結構複雑なんです。

 

①その国の領域を飛行している場合

例えば、日本の航空会社が中国上空を飛行していたらばその機内は中国のルール(法律)が適用されます。

この場合、乗客は中国にいることになるので日本の逮捕状を行使することはできません。

 

洋上を飛行している場合

これがポイントになります。

これ結構よくある例えなんですが、

もし、日本からハワイに行く機内で洋上を飛行中日本人夫婦の赤ちゃんが産まれた場合その赤ちゃんの国籍はどうなるか。

というとこれは、搭乗しているエアラインによって異なります。

 

例えば、

ANAに搭乗していたらば日本国籍です。

JALに搭乗していても日本国籍です。

デルタ航空に搭乗していたらば日本とアメリカの二重国籍です。

ハワイアン航空に搭乗していても日本とアメリカの二重国籍です。

 

お分かり頂けましたか?

日本の航空会社の場合(日本国籍の航空機の場合レジ番JA〇〇)は完全な日本国籍

アメリカの航空会社の場合(アメリカ国籍の航空機の場合レジ番N〇〇)はアメリカ国籍と日本の日本国籍二重国籍になり、その子が20歳(ぐらいだったと思う)になるまでにどちらの国の国籍を取るか選択しなければなりません。

 

つまり

機内で適用される法律もこれと同じです。

例えば、フィリピンのマニラから離陸した場合すぐに洋上に出ます。

日本のエアラインを利用すれば、洋上(フィリピンの領域外)に出たらばもう日本の法律が適用されます。

機内に逃げ場はないので逃走されることなく、日本の逮捕状を行使し逮捕することができます。

これがもし、海外のエアラインで帰国して空港についてようやく日本の法律が適用されると、こないだタイから強制送還された詐欺(?)をした人達みたく十何人で来た場合、飛行機が空港についてから降機するまでの間に逮捕が間に合わず、そのまま個人で入国(帰国)してしまう可能性だってあります。

このような理由で日本のエアラインが使われているんです。

今回はここまでにしようと思います。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。