京急の事故で犯人探しをするのはおかしいと思います。
皆さんこんにちは。
楽しくヒコーキです。
昨日の記事で毎日投稿をやめると言ったのですが、今日も投稿することにしました。
今回は、9月5日に京急本線神奈川新町駅付近の踏切で起こった、電車とトラックの衝突事故について書いていきます。
ここに書いてあることは、すべて僕の主観でありこの事故に関してはさまざまな意見があっていいと僕は思います。
なので、当然ながら僕の意見を押し付けるつもりは全くありません。
それではよろしくお願いします。
事故の概要
5日午前11時40分ごろ、横浜市神奈川区亀住町の京急線の踏切で快特電車(8両編成、乗客約500人)が大型トラック(13トン)に衝突し、1~3両目が脱線した。神奈川県警によると衝突後に炎上したトラックの運転手、さん()=県市=が死亡、乗客ら33人が軽傷を負った。トラックは踏切内で立ち往生していた
このようになっています。
亡くなったトラック運転手の方のお名前は、原文には書いてありましたがここではあえて隠すことにしました。(この記事の内容の趣旨と異なるため。)
そして、この事故についてテレビでは
「なんで急ブレーキをかけたのに電車は停止しなかったんだ。」
→電車の制動性能を疑問視
「特殊信号発光機が適切な位置から見えなかったのではないか。」
→京急の保線のやり方に問題があると見ている
「運転士のブレーキのタイミングが遅かったのではないか。」
→電車の運転士を批判
「そもそも時速120km(京急の運用最高時速)というのは速すぎるのではないか。」
→的外れな指摘にも程がある。はっきり言うと論外(あくまでも僕の主観)。だったらば、全線高架でない路線は制限速度を一律30km/hにしないといけないですよね。
などと、専門家でもないコメンテーター達が犯人探しの推理していますがこれはやってはいけないことだと僕は思います。
特に、3つ目の「運転士のブレーキのタイミングが遅かったのではないか。」と言うことは間違っても言ってはいけないことだと思います。
なぜならば、この電車の運転士は特殊信号発光機の発光を視認してから、必死に電車を停止させようとした事はほぼ間違いないからです。
テレビのコメンテーター達は、汚職や不正をした政治家達を批判するのと同じくこの案件を見てはいけないと思います。
子どもを虐待した大人と同じくこの電車の運転士を見てはいけないと思います。
汚職や不正をした政治家や、子どもを虐待した大人は、自分の意思で(考える時間がたっぷりあった上で)批判されることをしたのでこの人たちは責められて当然です。
ですが、今回の運転士は違います。
電車の運転士が事態を把握してから、トラックと衝突するまでの時間はおよそ数十秒でしょう。
この間、運転士は自分もトラックと車両に板挟みにされる危険があるかもしれないと思っていながらも、自分の会社の電車に乗っているお客様に怪我が無いように、またトラックから逃げられずに乗っているかもしれない人が怪我しないように、さらに衝突によってその他の被害が出ないように必死に電車を停止させようとしていたことでしょう。
その運転士に対してお前のブレーキが遅かったと言うのは失礼極まりないと僕は思います。
もし、このコメントを運転士や運転士の身内が見ていたらばどんな気持ちになるか考えて発言しましたか。
コメンテーターは、素人とはいえ地上波の電波(公共材上)でコメントすることの責任を感じて、その公共材で個人を批判することは慎むべきです。
僕が見たテレビ番組では、コメンテーターがこの事を言っていたのですが、もしこれを専門家が言ったらば世も末だと思います。
鉄道事故が発生した際、運輸安全委員会の鉄道事故調査官が現場に派遣されますが、調査官達が調べるのはあくまでも事故の原因であり犯人ではありません。
またそれも誰かを責めるものではなく、今後同じような事故が起こらないようにするためのものです。
この記事に書いてある指摘の他のテレビである指摘も、いまいちまともな指摘では無いと言うか、ただ問題提起だけしてはい終わりみたいな指摘がほとんどで、見ていても呆れる内容も多々あります。
鉄道というものは、航空と同じく非常に専門性の高い分野だと思います。
事故車両の型式もわからないコメンテーターが、あーだこーだ批判するテレビの仕組みを変えないと(あるいは現実的ではありませんが、コメンテーターの知識を増やすことをしないと)、ただ素人なおじさんやおばさんがわーわー言っているだけのテレビは誰も見なくなるのではないでしょうか。(インターネット放送(You TubeやAbemaTVなど)が発達したことによりテレビの視聴率も下がっているみたいですしね。)
最後に、何度も言うようですがあくまでもこの記事の内容は僕の主観ですので、この意見を押し付けるつもりは全くありません。
もし、僕と同じ意見の方がいたらば嬉しく思います。
今回ここまでにしようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。