航空ファンによる航空・旅行ブログ

このブログの面白みがわかる人は、きっと飛行機好きです。

航空業界の飲酒問題について飲みながら語る

皆さんこんにちは。

楽しくヒコーキです。

今回はパイロットや客室乗務員の飲酒問題が話題になっているので書いていきます。ちなみに、僕がこれを書きながら飲んでいるのは伊右衛門ね。

 

24時間前からの飲酒禁止って事実上の禁酒じゃん

f:id:airplanelove:20191210211025j:plain

先日ANAの客室乗務員が社内規定に反して飲酒し、翌日の乗務前に実施されたアルコール検査で呼気1リットル当たり0.14ミリグラムのアルコールが検出されました。ANAでは客室乗務員に対して滞在先では次の乗務の24時間前を過ぎてからの飲酒を禁止しています。

乗員の代わりがいないので滞在先では飲むなよってことだと思いますが、ここでANAさんにお伺いしたい事が4つ。

滞在先での滞在時間が24時間を超える場所ってどこですか?

着いてすぐに酒を飲めって言うんですか?

到着してからレポート提出があった場合、最終的に何時間拘束しているんですか?

そして、なんで24時間前なんですか?

この4つの事は本当に聞いてみたいです。

 

f:id:airplanelove:20200102220537j:plain

到着後に振り返りのミーティングをするし、一度うるさい乗客からクレームをつけられたり、トラブルが発生したりしたらば到着後、会社にレポートを書くはずなんです(たぶん)。

その時間を加味しての現地滞在時間が24時間を超える都市はいくつあるんですかね。2泊でもしない限りきっと0でしょ。

もし、本当に0だとしたらば人権侵害だと思いますよ。合理的な理由無く長時間(日本出発前から日本到着後までの数日間)酒を飲む自由を奪っているのは異常ですし、問題です。

規定を定めても「どうして」の部分が欠けていると、規定を疎かにしてしまう人がでてしまっても仕方が無いと僕は思います。

例えば宿題。宿題って、必ずやらない人がクラスに一人や二人は居るじゃないですか。

それは、宿題をやったらば学力が上がるという証明が無い、あるいは証明が伝わっていないからだと僕は思います。もし、24時間前に合理的な理由があるならばそれを公にすべきです。

 

そもそもどうして客室乗務員に飲酒の制限があるの?

f:id:airplanelove:20200104194318j:plain

説明する順番が逆になってしまいましたが、そもそもどうして客室乗務員に飲酒の制限があるのかを説明します。

客室乗務員は乗客の安全を守り、また安全運航を維持する機内秩序を守るために乗務しています。当たり前ですが、ただの茶くみではありません。

もし航空機が緊急着陸をし、脱出スライドを使用して脱出するとなると、客室乗務員は迅速かつ正確な判断を迫られます。脱出スライドってただふくらませればokって訳じゃなくて、スライドが膨らんでいるか、スライドが接地しているか、スライドが極端な傾斜じゃないか、などというチェック項目があります。1つでも誤った判断をすると、二次被害が発生し負傷者が増えることは言うまでもありません。

 

その重要な判断をする上で、アルコールが入っていると正しい判断ができなかったり、判断をするまでに時間を要してしまうため乗務前にアルコール検査を実施します。

ちなみに国土交通省が客室乗務員の飲酒基準を作ったのは、2019年の7月5日です。僕の初投稿と2日しか違いません。

 

この問題を叩いてるあなた!

 この問題を叩いてるあなたに伺います。

パイロットやCAに恨みでもあるんですか?

僕の考えだと、「検査で分かって良かったね」で終わります。酒を飲んで乗務したならば叩かれて当然ですが、酒を飲んで乗務することを防ぐ検査でアルコールが残っていることが分かって何が悪いんですか。

 

f:id:airplanelove:20190914210223j:plain

逆に、僕は発覚を叩くほうが危ないと思います。

今の世論は航空業界の飲酒に敏感です。今回のように、一企業に属する一人の社員の社内規定違反という、大して大きくない問題でもyahooニュースのトップに載ってしまいます。

最近の航空会社は世論を見て処分を判断しているのか、飲酒が発覚した社員は厳しい処分を受けることになります。特に、社内規定を違反して飲酒をした場合は懲戒解雇、要するにクビです。人手不足が進んでいるのでクビになっても働き先はあると思いますが、自分のキャリアに傷をつけたくないと思うのが人の常なので、アルコール検査に自信がない場合に何らかの工作をして不正に検査を突破する可能性が高まります。

もしそうなると、アルコールが残ったのパイロットや客室乗務員が乗務することになります。

周りが気づかないほどのアルコールが直接事故に繋がることはないと思いますが、少量のアルコールでも事故を引き起こすことは十分考えられます。歴史的に見ると、航空事故は多くのミスが重なって発生します。

つまり、今の世論のように検査段階で分かった事を叩き続けると、その航空事故を引き起こす「多くのミス」にアルコールが加わってしまうかもしれません。

なので、1,2回くらい検査に引っかかっても問題にすべきでは(メディア等に公表すべきでは)ないと思います。もちろん、検査に引っかかった乗務員の交代は必要ですし、乗務員交代により、15分以上の遅延が発生した場合や欠航となった場合は乗客にのみ経緯を説明することは引き続きやったほうがいいと思いますが。

パイロットや客室乗務員は「まともな人」が多いと思うので、1発アウトじゃないと分かれば、一度◯時間前に飲んだらば引っかかったから、今度からは◯時間前から飲むのを止めようと学習するはずです。

アル中は別だけど。

 

今回はここまでにしようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。