航空ファンによる航空・旅行ブログ

このブログの面白みがわかる人は、きっと飛行機好きです。

ジェットスターのドラマ~FLY!BOYS,FLY!-僕たち、CAはじめました~を見て感じたこと。

皆さんこんにちは。

楽しくヒコーキです。

今回は、ジェットスターのドラマについての感想や、見て思ったことを書いていきます。

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©カンテレ

それではよろしくお願いします。

 

 

ドラマの総評

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特にドラマに詳しいわけでもないのですが、航空ファン目線でこのドラマを評価すると、めっちゃおもしろい

この一言に尽きます。

そもそもこのドラマを見ていらっしゃったおそらく90%くらいが、キンプリのなんとか君かっこいい!!とか、女優のなんとかちゃんかわいい!!といったような理由でみていらして、僕みたいな航空ドラマを目的で見ている人はほとんどいないと思うんですね。

まあ、そのことは忘れて……

 

このドラマはやっぱりスゴい

具体的にどんなところが良かったかというと、まずジェットスターの広告だけになっていない事。

どうしても、お仕事ドラマ(特に今回みたいに特定の企業が協力しているもの)だと、「ウンチクばっかりとか結局宣伝じゃん。」

みたいな物が多くなってしまうんですが、この作品は違います。

まずこれが1つ目の良かった点。

 

意外と重要!無線の交信内容がリアル

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2つ目が無線の内容がリアル

オタク要素満載なんですが、これ実は本物の航空系ドラマかどうか見分けるポイントになるんです。

どうしても、無線という部分は疎かになりがちです。

しかし、この作品は全く文句の付けどころがない完璧な無線内容でした。

例えば、飛行機が出発する際に交信した内容。

Orange linear〇〇, taxi to papa(P)2 gateway and contact grand 121.85.

素晴らしい!

完璧です。

オレンジライナーと言うジェットスターコールサインをしっかりと言っている点、英文字をちゃんとフォネティック・コードで言っている点、121.85MHzと正しい周波数を言っている点、なにより実際も全く同じフレーズを言っている点かなり高評価です!

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ココ!の位置がP-2ゲートウェイです。

男性CAではだめなの?女性パイロットではだめなの?

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このドラマで一番注目した事は、男性CA女性パイロットが出ている点です。

日本ではCAは(航空業界で働きたい)女性の憧れパイロットは(航空業界で働きたい)男性の憧れみたいな概念があります。

CAに関しては、僕個人の意見ですが、これはあることが関係していると思います。

それは、世界で初めてCAになった人(8人)が女性の元看護師だからです。

看護師もCAほどではありませんが、女性の方が割合的に多いように感じます(たぶん)。

その関係で、いつの間にか(初めから)CAは女性の仕事という概念がうまれたのだと思います。

また、…なんか言葉を間違えると炎上しそうなんですが、日本の航空会社のCAは強いという事も関係しているように思えます。

日本人の乗客は無いかもしれませんが、外国人の乗客は体が大きい人もいてその人たちが酔っ払って殴り合いの喧嘩をすることが多々あります。

その時、日本の航空会社のCAは「Stop!! Stop!!」としっかり間に入る事ができます。

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引用元↓↓(スチュワーデスという表現は気に入りませんが…)

nextshark.com

 

なので、男性CAを必要としていないと言ったらば言い過ぎですがなんかそんな感じなんですよ。

 

 

そして、女性パイロットだとだめなのかと言うとまったくそうではありません。

パイロットは技術職ともいえます。

事業用操縦士(副操縦士)や定期運送用操縦士(機長)などの資格や、航空無線通信士の資格、第1種航空身体検査証明などの資格を持っていれば、航空会社に入れますし訓練に合格すれば、男女関係なくパイロットになれます。

日本の航空会社では女性のパイロットは男性CAよりは多いと思います。(たぶん)

ただ、資格を取るのが大変。

 

日本のLCCが成し遂げたANAJALにはできない偉業

ジェットスターを始め、ピーチやバニラエア(19年10月末にピーチと統合)などが成し遂げたこと。

それは、航空業界を変えた安い航空運賃だけではなく、男性CAを多く採用したことです。

以前紹介したバニラエアにも竹内さんはじめ、多くの男性CAがいます。ピーチもジェットスターも同じです。

異常なほど女社会(悪い意味ではありませんよ)だった客室乗務員の仕事に、多くの男性を取り入れるということは、今までの航空業界では考えられないことを実行するLCCだからできたと思います。

なので、これからも航空業界だけでなく世間の常識をいい方に変えることを、固定概念にとらわれる事なく頑張ってほしいと思います。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。