航空ファンによる航空・旅行ブログ

このブログの面白みがわかる人は、きっと飛行機好きです。

成田空港で飛行機を見るならばこれだけは知っておいたほうがいいですよ。

皆さんこんにちは。

楽しくヒコーキです。

今回は、成田空港で飛行機を見るならばコレだけは知っていてほしいことを書いていきます。

それではよろしくお願いします。

 

成田空港の滑走路の本数は

 

成田空港の滑走路の本数は、2本です。

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青い線のほうが成田空港A滑走路です。このA滑走路は、長さが4000m(4km)あり、これは関西空港B滑走路とならび日本一の長さを誇ります。

また、この成田空港A滑走路は日本で7つの空港にしかない精密進入着陸(視界が悪くても進入できる着陸方式)を行うことができるCAT-IIIbを配備している滑走路です。(RWY16R)

この滑走路の長さは、就航する機体の重量(大きさ)や就航する路線の長さ(距離)で決まります。4kmの長さは、国際空港として十分な長さです。

赤い線のほうが成田空港B滑走路です。このB滑走路の長さは、2500m(2.5km)あります。

このB滑走路は周辺の誘導路が狭いので、離発着する航空機の大きさに制限があります。このため、エアバスA380などの超大型機は成田空港B滑走路に離発着することができません。

 

成田空港の運用

 

成田空港の滑走路の運用を紹介します。

 

離陸機

離陸機は基本A滑走路から離陸します。

これは、離陸する航空機は着陸機と比べて燃料を消費していないからです。

燃料を消費していない、つまり重い状態の航空機は自然と滑走距離が伸びます。

この際、計算上B滑走路でも長さは足りてもオーバーランしないか、というパイロットの心の余裕がなくなってしまいます。

なので、ほとんどの離陸機はA滑走路から離陸します。

しかし、B滑走路に近い第3ターミナル(ジェットスター、バニラエア、スプリングジャパン、チェジュエアが利用)から出発する航空機は機体が小型で、国内線や短距離アジア線なのでB滑走路から離陸する場合があります。

基本的にA滑走路から離陸なので、パイロットが管制官にB滑走路からの離陸をリクエストします。

ですが、空港混雑時は混乱を防ぐためこの要求を却下する場合もあります。

第3ターミナルからA滑走路の北まではかなり距離がありますから、パイロットがB滑走路から離陸したい気持ちもわかります。

 

着陸機

成田空港の場合、着陸機は原則(基本ではなく原則)B滑走路に着陸します。

しかし、空港混雑時に便宜上A滑走路に着陸する場合もあります。

ほとんどの着陸機はB滑走路に着陸すると考えていいでしょう。

着陸機に関してはこれくらいです。

 

T1からA滑走路に行く場合

これからターミナルごと、出発、到着ごとに航空機が主に通る地上の誘導路を紹介します。

まずはT1からA滑走路に行く場合です。

 

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T2からA滑走路に行く場合

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B滑走路からT1に行く場合

 

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これは、南から進入した場合です。

 

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これは、北から進入した場合です。
 

B滑走路からT2に行く場合

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南から進入した場合です。

 

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北から進入した場合です。

 

図解が余計わかりにくくしている気がしますが、今回はここまでにしようと思います。

 

airplanelove.hatenablog.jp

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。