皆さんこんにちは。
楽しくヒコーキです。
今回は、デルタ航空の飛行機が急減圧によって飛行機が9000Mも緊急降下した事について書いていきます。
それではよろしくお願いします。
事案の概要(記事丸写し)
(CNN) 米デルタ航空の旅客機が、飛行中に突如として3万フィート(約9000メートル)近く急下降するハプニングがあった。
デルタ航空によると、ジョージア州アトランタからフロリダ州フォートローダーデールへ向かっていた旅客機が、上空で「機内の加圧異常」に見舞われた。このため同機は行き先を変更し、フロリダ州タンパに無事着陸した。
機体は8分ほどの間に、高度3万9000フィート(約1万1800メートル)から1万フィート(約3000メートル)に急降下。機体は急遽、フロリダ・タンパ空港に緊急着陸した。
文:デルタ航空、9000メートル一気に急降下。乗客がパニック「恐怖で何が起きてるのか...」(ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース
なんで緊急降下をしたのか
なんで緊急降下をしたのか気になる方もいらっしゃると思います。
水平飛行をしている時の機内の気圧は、地上と比べて低くなっています。
これは、上空の気圧が地上と比べてかなり低く機内が地上の気圧のまま行ってしまうと、気圧差の圧力によって破裂してしまうからです。
また、上空約1万メートルでは酸素がほとんど無い環境です。
なので、酸素を保つ意味でも飛行機は与圧をしています。
なので、今回のように「機内の加圧異常(急減圧など)」になると、人体に影響のない高度まで降下します。
緊急降下して失神とかしないの?
しません。
少なくとも気圧の変化によって、失神することはありません。(過呼吸などは除く)
また、緊急降下時にバイロイトはかなりゴッツい戦闘機のパイロットがするような酸素マスクを着用するので、パイロットが失神してこの飛行機の操縦は……みたいなことにはなりません。安心してください。
酸素マスクがあるならば緊急降下しなくていいじゃん
これは、違います。
機内にある酸素の量は限られています。
飛行機に乗っている何百人の乗客を、目的地まで連れて行く分の酸素は搭載していません。持って、数分くらいの酸素しか搭載していません。
なので、その数分の間に緊急降下をします。
なんで3000Mまで降下したの?
3000メートルという微妙な高度まで降下した事に疑問を持っている方もいらっしゃると思います。
これは、人間が気圧に耐えられる高度だからです。
通常、飛行機が飛行中の機内の気圧高度は約3000Mです。
つまり、3000Mまで降下すればひとまず酸素マスクを着用しないでも問題無くなります。なので、3000Mの高度を維持するのです。
今回はここまでにしようと思います
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最後まで読んでいただきありがとうございました。