皆さんは下地島空港のランウェイ17エンドという絶景スポットをご存知でしょうか。
沖縄県は宮古島市下地島にある空港、下地島（しもじじま・しもじしま）空港はかつてJALやANAがパイロットの実機訓練を行う空港として使われていました。
現在でも国内外の航空会社や官公庁（特に海上保安庁）の航空機が訓練を行っています。その下地島空港のランウェイ17エンドは、エメラルドグリーンの透き通った海と着陸機の写真をキレイに撮れる撮影スポットとしても有名なのです。
今回は、下地島空港のランウェイ17エンドに行ったことについて書いていきます。
尚、正確に表記すると、皆さんが思っている場所はRWY17ENDではありません。17ENDはRWY17の末端に位置する場所の事を指すのでRWY17最終進入上（百歩譲るとしてもRWY35END）が正確な呼び方です。（だけど、記事内では大人の事情でランウェイ17エンドにしてます。）
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1回だけのチャンスを追う
下地島空港に神戸からスカイマーク163便で到着しました。現在の時刻は13時40分頃です。
スカイマーク163便が到着したのが13時ちょうどなので、時間からして大急ぎでランウェイ17エンドまで来たことが分かって頂けると思います。
南の島まで来てお前は何故そこまでセカセカしているのだと言われそうなので、空港を素通りしてここまで来た理由を説明いたしますと、僕が乗ってきたスカイマーク163便が神戸から下地島空港に到着した約1時間後に、東京羽田からの到着機スカイマーク613便、定刻14時35分着がやってくるからなのです。
本日はあいにく民間機の訓練はしていなかった事、また明日は風向きが変わってランウェイ17運用ではなく、ランウェイ35運用になる事が予想されていた事、さらに613便の到着を逃すと次は定刻17時55分着（日没後）の最終便しか残っていなかったので、チャンスは1回のみとなります。
なので大急ぎで来たのです。
ランウェイ17エンドへは、下地島空港旅客ターミナルから主として車でアクセスします。このブログは観光サイトでは無く航空ブログなので、所要時間の詳細や最短経路はわかりかねますが島自体が小さいので、20分ほどと見積もるべきでしょうか。
駐車場はありましたがトイレや飲み物の自動販売機はありませんでした。ただ僕が行ったときには移動販売の車が2台停まっていて、飲み物などの販売をしていました。
日差しを遮るものが全く無いので、晴れているときは暑さ対策日焼け対策に留意してください。ちなみに、僕は1時間ほどしか居ませんでしたが、「11月なのに何で日焼けしたの」と思われるほど、分かりやすく日焼けました。
つい数時間前までは最低気温5℃未満の茨城空港に居たので、直射日光の当たる気温30℃の海辺を歩くのはかなり大変でしたが、パソコンの壁紙で見るような絶景に元気をもらいながら、ランウェイ17エンドまで歩きます。
滑走路の外周を歩くので本当に覚悟が必要です。
角を曲がると17エンドが見える
空港敷地の外周を突き当たりまで歩いて、滑走路と垂直な道に曲がると、そこには憧れとも言える航空ファンの聖地ランウェイ17エンドが見えてきます。
ランウェイ17エンドまで徒歩で行っていた道中には多くの観光客の姿がありましたが、意外にも17エンド部分には誰も居ませんでした。この景色を独り占めする何とも贅沢なひとときを過ごさせてもらいました。
ランウェイ17エンドに到着したら、早速フライトレーダー24で東京からのスカイマーク613便の現在地を確認しました。また、宮古島周辺は飛行機が高度を下げると情報提供の協力人がいない事からフライトレーダーの画面から機影が消えます。
それを事前に確認していたので、本日は航空無線の受信機を持ってきました。
先島アプローチ（125.00MHz）をモニターしてスカイマーク613便の位置を把握していましたが、あまりにも早くランウェイ17への進入許可が発出されたので、結果的に大まかな位置しか分かりませんでした。
周波数を下地島タワー（118.30MHz）に変更すると間もなくしてスカイマーク613便がイニシャルコンタクト。他の航空機がいないので、スカイマーク613便は管制官から二つ返事でランウェイ17への着陸が許可されました。
すると遠くの方からランディングライトを光らせたボーイング737が進入しているのが見えてきました。
進入灯ばかり気にしていたら逆光だという事を忘れてました。
茨城空港から共に来たJA737Tをお見送り
先程東京から到着した機体と入れ替わる様に、茨城空港から神戸経由で乗ってきたJA737Tが出発します。
滑走路の手前で少し待機した後、下地島タワーにレディーコールをすると、こちらも二つ返事で離陸許可を発出されました。
これからJA737Tに再び搭乗したり、空港で見かけたりする度に今日の出来事を思い出するだろうな、そんな未来を考えながら神戸空港に折り返すJA737Tを見送りました。
この後しばらくすると、海上保安庁のヘリコプターがローアプローチの訓練を複数回行っていましたが、その他の航空機は見当たらず、静かな時が流れたのでした。
風向きと天気が味方してくれれば最高の思い出になりますので、全国の飛行機オタクの方は、スカイマークが就航して行きやすくなった下地島空港に是非行ってみてください。
今回はここまでにしようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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